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適当に「ごめんね」という子ども

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モンテッソーリ教育
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何がいけなかったのか、どうすればいいか説明しよう

お子さんが何かいけないことをしてしまったとき、よく親がしがちなのが

「○○ちゃんに、ごめんって言いなさい」というように叱ることです。

それでは、

「ごめんなさい」

と言えばすべて許される、と子どもが間違って学んでしまいます。

その場しのぎで

「ごめんね」

と言ってしまうことになりかねません。

そうならないためには、まず現状を伝えることです。

「あなたがしたことで、この子はこういうふうな気持ちになっている」

ということを伝えます。

たとえば、お子さんがケンカやいたずらをした場合、

「Aちゃんが、こうだったんだね」

「Bちゃんは、こうしたかったんだね」

と、そのときの子どもの行動を言葉にしてあげます。

相手を叩いて泣かせてしまったときには、

「Aちゃんはあなたが叩いたから、いまどういう気持ちになっていると思う?」

『泣いてる』

「なんで泣いているのかな?」

こう聞くと、子どもはだいたい

『かなしいから』

と答えるものです。

「お友達を悲しい気持ちになせちゃったよね。どうしようか?」

すると、子どもは自分から

「ごめんね」

と口にします。

こんなふうに、うながしてあげるといいでしょう。

どんなに小さな子どもに対してでも、何が起こっていて、どうして誤ったほうがいいのか、本当の意味を伝えることが大切です。

モンテッソーリ教育では、現実を知る力・真実を見る力を、子どものうちから養います。

そうして、現実がどうであるかを冷静に判断し、

「じゃあ、自分はこれからどうすればいいか」

と考えさせるのです。

「ごめんなさい」

と言わせたいのは、子どもが悪いことをしたときに謝罪の気持ちを言葉にしてほしいという親の願望の表れです。

誤らせることを目的にするのではなく、何がいけなかったのかを理解させるようにしたいですね。

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