自己肯定感が育まれる
0~3歳の時期は、努力せずとも無意識のうちに、見るもの、聞くもの、触れるものすべてを吸収するという特徴があります。
とくに、ことばや生まれた国の文化に関するものを取り込んでいきます。
子どもが持っているこの力のことを、モンテッソーリ教育では
「吸収する心」
と呼びます。
0~3歳の子に大切なのは、家庭での安心感を感じられることです。
この時期は、発達心理学者のエリクソンが提唱した
「ベーシックトラスト」
という基本的信頼感をつくる時期でもあります。
ベーシックトラストには、自分を信じる力と、自分が生きている世界を信じる力の2つが含まれています。
健やかに育まれていくと、子ども自身が
「自分は愛されている存在だ」
「自分が生まれてきた世界はよいところ」
という自己肯定感を実感できるようになります。
具体的には、生後8週目から歩き始めるくらいまでに、
「自分を信じる力」
がついていきます。
その後、
「自分はできる!」
という経験を通して、自己肯定感が育まれていきます。
この時期の後半になると、自我が芽生えてきて、自分と他者を分けるために、
「イヤ!イヤ!」
と言い出す、イヤイヤ期も始まります。
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